*** 日本の戦後 ***

単なる年表ではなく、各項目には密接な関連があります。詳細は授業で。

1945 【終戦】
 戦後、欧米の植民地のほとんどが、アジアを中心に独立を果たす
 ※欧米の植民地と、日本の台湾・韓国統治との相違点を考えてみよう
 ※植民地の多くを失った欧米支配層は、日本をどのように思っただろう?
 ※大戦に「辛勝」し日本を占領、彼らは日本をどう変えようとしただろう?

1946 東京裁判 (パール判事だけが日本人被告の全員無罪を主張)
    1951年マッカーサーの証言:「日本の戦争は“生存”のためだった」
1946 日本銀行の総裁に一万田尚登
    経済では「40年体制」を戦後も維持 (日本型資本主義の発展)
 ※アメリカの資本主義やソ連の社会主義体制との相違を考えよう
   ヒント: 株式会社の構造の違いに注目(家族型経営が可能に)
 ※大戦争による膨大な不良債権はどうなったか?
1947 日本国憲法施行
1951 【サンフランシスコ条約】 翌年発効。占領は終わり独立国に?

    ・高度経済成長始まる

1960 所得倍増計画
 ※3S政策とは何か?
 ※日本人が戦後失ったものは?、得たものは?

1965 戦後初の赤字国債を発行 <資料1><資料2

1971 【ニクソン・ショック
    (金本位制廃止) <資料3><資料4
1972 日中国交正常化
1973 固定相場制を廃止して変動相場制に移行
    第一次石油ショック
1976 ロッキード事件田中角栄逮捕)
1978 第二次石油ショック


1985 【プラザ合意】(円高誘導)
    ・円高で生産拠点が安価な労働力を求め海外へ
      → 産業の空洞化が進行
 ※円高で得するものは誰か?(ヒント: アメリカ国債)

    ・バブル経済始まる (推薦図書: 円の支配者

1890 【バブル経済の崩壊
    ・株価と地価が急降下
    ・不良債権
    ・失われた十年(長期経済不況)
    ・経済ビッグバン(デリバティブなど)
    ・所有株の時価評価/持合株やメインバンクの崩壊
    ・BIS規制と銀行破たん
    ・デフレ・スパイラル
    ・グローバライゼーション
    ・家族型経営批判と能率主義の台頭
    ・格差社会の出現 <参考1参考2参考3参考4

1991 初の自衛隊海外派遣
1995 地下鉄サリン事件松本サリンの教訓は活かせたか?)
     Windows95発売 (IT革命の本格化)
1997 神戸事件
    アジア通貨危機 (ジョージ・ソロスとハゲタカファンド)
1998 【新日銀法発効】(40年体制の完全な終焉)
2000 大蔵省が解体され、財務省を創設

    ・構造改革始まる (民営化により小さな政府を目指す?)

2001 戦後初、外国不審船を実射攻撃、相手は自爆
2002 拉致被害者5人帰国
2003 住基ネット(カード)の発行が開始、電子政府に一歩前進
2004 3月の会計年度末までに1年間で米国債を33兆円も購入
    年次改革要望書の存在が明らかに (推薦図書: 拒否できない日本
2005 郵政民営化選挙
    赤字国債の累計が12月末に663兆7743億円

2007 新会社法実施(外資参入の本格化)

1945 米ソの冷戦が始まる

1948 イスラエル建国 → 中東問題

中国は戦後、国民党と共産党の内戦
1949 中華人民共和国建国
    中国共産党(毛沢東)政府
    国民党(蒋介石)は台湾逃亡

1950 朝鮮戦争〜'53

1960 ベトナム戦争〜'75
1961 米大統領が軍産複合体を警告
1963 ケネディ大統領暗殺

1969 アポロ11号、初の月着陸?
    虚構のノーベル経済学賞新設

1971 嶋正利が世界初のマイコン

1973 第四次中東戦争
1978 イラン革命



1989 天安門事件
1991 湾岸戦争
    ソ連崩壊

2001 エシュロンが表面化
    アメリカ同時多発テロ
2002 欧州連合、通貨をユーロに

2003 イラク戦争



世界新秩序に向けて

★推薦図書:
 ・侵略の世界史
 ・赤い楯抜粋
 ・虚構の終焉
 ・1984年
 ・二つのアメリカ抜粋

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