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なにやら朝鮮半島がキナ臭い。
大事に至らなければと願うのみである。
ちなみに1980年代、筆者の友人がアフリカのリビアに赴任していた時のこと。
ある休日に、彼は海の見える山の高台でピクニックを楽しんでいた。
すると海の向こうから、アメリカの艦隊が領海を侵犯して近づいてきたのが見えた。
当然ながら、リビア海軍の艦船が「迎撃」に向かう。
すると突然、アメリカ側が攻撃を開始し、リビア艦船は撃沈された。
その一部始終を、彼は目撃していたという。
ところが日本やアメリカの新聞では、
「リビアが米艦隊攻撃、米やむなく応戦」
…と報道されたのである。
北朝鮮を弁護するつもりではないが、報道には気をつけましょう。
先の「天安艦事件」でも、どうもおかしかったしね。
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■■■ 政府通貨への反応 ■■■
★★ 某「元経済学部教授」の本メルマガご感想
今年2010年4月頃、本メルマガをK大・経済学部の元教授に見せたところ、
下記のような返事が返ってきました。
(もっと早く本メルマガに掲載予定でしたが、今になりました m(^^)ヾm)
『
多方面の知識を求めて、考えたことをどんどん書いていくのは好感が持てますが、
しかし個々にみていくと「ウーム」というところがありそうです。
「無税国家モデル」で国家紙幣の発行について論じていますが、どうもついていけません。
どの国でも貨幣は中央銀行券が中心になっていますが、これはなぜかといいますと、
中央銀行券は中央銀行の貸出によって発行され、中央銀行への返済によって回収され、
この貸出も返済も実体経済からの要求によってなされ、その結果、
実体経済が必要とする貨幣の分量が自動的に供給されるからです。
(ただ実際のしくみはもっと複雑で、これを明らかにするためには、貸出金利の
コントロールも含めて組織的な金融論の講義をしなければなりません)。
しかるに国家が発行する国家紙幣は政治的に発行され、これにはこの自動機構がないのです。
実体経済が必要とする貨幣の分量は多様に変動しますが、
国家紙幣ではこれに機敏に対応できず、たえず貨幣過剰又は貨幣不足の
状態にさらされることになるでしょう。
ちなみに、国家紙幣を発行すると政府はこれで(ただで)ものが買えますが、
これを消却しようとすれば、税収として集めた国家紙幣を裏庭で焼却しなければなりません。
つまり政府は得をした分だけ損をするのです。
もう一つだけいえば、中央銀行券と国家紙幣が併存すれば、
国家紙幣が全額流通し(焼却以外に出口はない)、
不要な中央銀行券が中央銀行に返済・回収されていくでしょう。
つまりこの場合、国家紙幣を発行してもインフレにはなりません。
』
筆者の回答は次の通り:
★1)「無税国家モデル」で国家紙幣の発行について論じていますが、
どうもついていけません。
@@@
明治政府が誕生したときに、国民からすぐに税金は取れませんから、
太政官札(政府紙幣)を発行し、明治元年〜12年11月まで流通しました。
(その後、新紙幣などに交換)
これが明治政府を成功させた原動力です。
これは坂本竜馬と福井藩士の由利公正(旧名:三岡八郎)が
相談して決めたことだそうです。
だから少なくとも明治初期は「無税国家」だったわけで、
「ついていけません」はないと思います。
それと私の「無税国家」論は、極論すればそれも可能という意味で、
そうすべきだと言っているのではありません。
おカネの本質を理解するために、そういう極論をだしたわけです。
それと私が言っているのは、政府「貨幣または通貨」であって、
政府「紙幣」ではありません。現代では印刷する必要はないのです。
★2)中央銀行券は…貸出も返済も実体経済からの要求によってなされ、
その結果、実体経済が必要とする貨幣の分量が自動的に供給される
@@@
これは(新)古典派経済学の考え方ですね。(新自由主義)
私はケインズ経済学の立場をとっているので、政府の有効需要操作
で実体経済自体が変化すると考えています。
それと、ここでも「紙幣」ではありません。
流通する紙幣・硬貨は、GDP(日本で約5百兆円)の8%〜16%
(マーシャルのKと呼ばれ、日本では約77兆円が流通)ですが、
政府「紙幣」ではありませんので、また違う議論となります。
★3)国家紙幣ではこれに機敏に対応できず、たえず貨幣過剰又は貨幣
不足の状態にさらされることになるでしょう。
@@@
GDPギャップ(デフレギャップ/インフレギャップ)を計測すれば、
そうならないと思っています。それと、「紙幣」ではありません。
★4)国家紙幣を発行すると政府はこれで(ただで)ものが買えますが、
これを消却しようとすれば、税収として集めた国家紙幣を裏庭で焼却
しなければなりません。つまり政府は得をした分だけ損をするのです。
@@@
まず紙幣ではありませんから、焼却の必要はありません。
私の言うのは、コンピュータ(または帳簿)上の数字による通貨です。
ちなみに紙幣焼却は、極端なデフレを招いた松方正義を言っているのでしょうが、
私のメルマガ:
http://www.geocities.jp/untilled/ep43.htm
にありますように、松方はロスチャイルドの意向を受けて動いており、
意図的に(または操られて)日本国の針路を誤らせたと思っています。
★5)中央銀行券と国家紙幣が併存すれば、国家紙幣が全額流通し…、
不要な中央銀行券が中央銀行に返済・回収されていくでしょう。
つまりこの場合、国家紙幣を発行してもインフレにはなりません。
@@@
紙幣流通は先述のマーシャルのKの話で、インフレとは別の議論です。
インフレは、やはり先述のGDPギャップを計測すれば避けられます。
なお現在日本ではデフレギャップが膨大なので、インフレの心配がありません。
ただ、「国家紙幣が全額流通」は私の望むところです。
しかし色々あって、当面は日銀券のみで行った方がよさそうです。
そのあたり、またメルマガで書くつもりです。
取り急ぎご返事まで。
/E
★★ 読者のご感想を募集
政府通貨は、経済がご専門の方ほど、ご理解いただけないようです。(>_<)
筆者の考えが誤っているのか?、表現力不足なのか?
読者のご感想を募集します。(宛先は最後尾に)
なお、 次の書籍をお読み頂く事をお勧めします:
丹羽春喜・著 『謀略の思想「反ケインズ」主義』
★★ おわりに ★★
これが今年最後のメルマガになるかは未定です。
読者のご感想を頂ければ、年内にまた書くかもしれません。
もしご感想を頂く場合、内容を本メルマガで紹介するかもしれません。
よろしくお願いします。
「月刊・沈黙の兵器」
★まぐまぐ!サイト: http://www.mag2.com/m/0000150947.html
★発行者のサイト: http://www.geocities.jp/akion200104/
★執筆者のサイト: http://www.geocities.jp/untilled/
(←バックナンバーが見やすいよ)
■次号の予定: 未定
■筆者へのご意見ご感想は: tin_moku@yahoo.co.jp (今回はメールチェックを3日おきにはします
v(^_^)
/E