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もう8月というのに、まるで梅雨のようにうっとうしい雨が続きます。
それも降ったり止んだり。
ギラギラ照りの真夏の太陽がなかなか現れません。
農作物にもいろいろ影響が出ているようです。
臨海学校にいった子供たちも、泳げずに困ったとのこと。
(どうせ濡れるんだから、雨の中でも泳げばいいのに…)
しかしもしかして、良かったこともあるかもしれない。
10日ほど前、PISCO(http://www.e-pisco.jp/)からの地震警報をお知らせしました。
首都圏の大気イオン濃度が非常に高くなって、危険な状態だという。
筆者はその数日後、東京出張を控えており、不安でした。
しかし東京へ着いてみたら、雨が降ったり止んだりでした。
これで一応安心しました。
というのも過去のデータからして、大地震というのは、快晴のときに起こるからです。
その理由には諸説ありますが、結果的に無事に東京から帰って来れました。
しかし東京の地震、まだまだ安心はできません。(むこう3週間位は)
東京方面の方は、一応警戒してくださいね…(^^;
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■■■ 真説・歴史観(B) 米国の変化2 ■■■
前回の歴史シリーズ「真説・歴史観(A) 米国の変化」は、2月初頭に発行した。
今は8月だから、半年も歴史シリーズを中断したわけだ。
かなり気が抜けてしまった感がある。
前回は、米国の中央銀行FRBは、合衆国憲法違反の、私立銀行であることを述べた。
今回は、ロックフェラーの台頭について述べる。
次回は、ルーズベルト大統領 の予定。
20世紀の前半で、米国で多くの変化はあったが、3つだけあげるなら上記3つだ。
なお、多くの参考図書があるが、その中から次書を紹介しておきます:
「ロックフェラー帝国の陰謀」(ゲイリー・アレン著、高橋良典・訳、自由国民社)
★★ ロックフェラーの台頭
ロックフェラーだけでなく、他にもカーネギーだのモルガンだの、色々いるだろうけど、
やはりロックフェラーは「影響力」という意味で、群を抜いている。
★ロックフェラーの影響力とその「やり方」
ロックフェラーの影響力は、例えば現在でも、
NYの国連ビルとCFRビルの敷地はロックフェラーの所有である。
確かめたければ、少なくとも国連ビルに関しては、玄関の石碑にそう書いてある。
(NY在住か、NYに旅行する方にお願い: ぜひその写真を撮って送ってねm(^^)m)
CFRは、The Council on Foreign Relations の略で、外交問題評議会と訳されている。
CFRが刊行する「Foreign
Affairs」という雑誌は、世界の予言書とまで言われている。
そこで発表された論文通りに、ほぼ世界が動いている、という意味である。
世界とまでいかずとも、少なくともアメリカは、CFRに強い影響力を受けて動いている。
大統領を含めアメリカの中枢で、CFRのメンバーでない者は数少ないからだ。
ちなみに、日本はアメリカから毎年突きつけられる「年次改革要望書」で動いている。
★推薦図書: 「拒否できない日本」
関岡 英之 (著)
ということは、CFR → アメリカ政府 → 日本政府、という「指令系統」が存在するわけだ。
国会だの、選挙などは、民衆を納得させるための「儀式」と言えるかもしれない。
ちなみに勿論、ロックフェラーが国連やCFRの土地の所有者だからといって、
それだけで影響力が大きいとはいえないですよね。
彼らは、本メルマガのテーマである、「沈黙の兵器」(=カネと情報)を駆使します。
つまり、自分に利益となるものには資金援助し、そうでないものにはしない。
または、利益となる情報は広く流し、そうでない情報は操作する。
例えば、利益となる政治家はイメージアップさせ、逆の政治家はスキャンダルで潰す。
(これだけで一国の政治のコントロールも可能なほど)
そのためには日ごろからの「諜報活動」が必要だ。
日本語で「諜報」(=スパイ)のことを、英語では「intelligence」(=知性)という。
つまり英語では、スパイ = 知性、というわけです。
(知らなかった方はぜひ英和辞典で確認してみてください)
こうしたテクニック(沈黙の兵器)を駆使すれば、
・CFRに誰が出入りできるか、
・その後、誰を支援して、誰をしないか、
・そして誰の論文を採用して発表するか、しないか、
などをコントロールすればいいわけです。
(もっともこんなこと、どこの組織でもやっているような…)
CFRには既に、政治・経済・マスコミ・軍事・教育の中枢にメンバーがおり、
CFRメンバーにしてもらえるかどうかで出世に格段の差がでます。
またもし自分の本意に反していると反逆すれば、メンバーから排除されるだけです。
こうしてある意味、ごくごく自然に、ソフトに、コントロールされていくのです。
(オーム事件でも、当人は洗脳されているとは思っていなかったように…)
(でも時々、真珠湾とか、ケネディ暗殺とか、911など、ハードなやつは問題だけど…)
★ロックフェラーの主要人物とその出自
理解を容易にするため、まず主要な人物を次に挙げます:
油薬行商人: ウイリアム・A・ロックフェラー(1810〜1906)
初代石油王: ジョン・D・ロックフェラー1世(1839〜1937)
慈 善 家: ジョン・D・ロックフェラー2世(1874〜1960)
合衆国副大統領: ネルソン・ロックフェラー(1908〜1979)
銀行家・慈善家: ディヴィッド・ロックフェラー(1915〜現在)
上院議員: ジョン・D・ロックフェラー4世(1935〜現在)
さて少し話を戻そう。
元祖、ウイリアム(ビル)・A・ロックフェラー(1810〜1906)は、通称ドクと呼ばれ、
油薬行商人であった。(ドクとは、「お医者さん」という意味と推察される)
つまり、石油をクスリとして売っていたわけだ。(ニセ医者だけど…)
これが現在、クスリの多くが化学物質で、石油由来のものであるルーツだ。
人間向けのクスリもそうだし、植物向けの農薬や化学肥料もそうである。
のちに自動車が発明され、石油が爆発的に売れて、ロックフェラーは大金持ちになった。
…しかし、もともとの油薬商としての家業は、捨てなかったのである。
石油を利用するあらゆる研究、特に医薬品の研究を支援したのだ。
(学問の世界でも、研究費、つまりおカネのあるところが伸びるんです…(^^;)
なお、ロックフェラーがユダヤ人だという説がある。
S・バーミンガムやM・スターン博士の研究によれば、
彼らはスペイン・ポルトガルにいたスファラジーユダヤ(血統的な正統ユダヤ)人だという。
その後、フランスからドイツに移住したという。
だとすれば、ロスチャイルドとよく似たルートを辿ったことになる。
その時のロクフォーニ(フランス語で「王を守る花弁」)という家名から、ロックフェラーになったという。
(日本の家名でいえば「近衛」(皇居を守る兵士)さんといったところか)
だが一般的に彼らは、アングロサクソン系のWASPと見られており、真偽は不明だ。
ただネルソンが、ユダヤ人の影響力が強いNY州で、知事を4期も務めたことは何を意味するのか。
ユダヤ社会では自分をユダヤと、白人社会では白人と、コウモリよろしく振舞ったのかもしれない。
★ロックフェラー、慈善家に転向し、深く潜行?
ちなみに、「あしながおじさん」という有名な小説を、皆さんご存知でしょう。
孤児院で育った貧しい少女を、大学卒業まで経済的に援助するストーリーだ。
実はこの小説は、ロックフェラーをモデルにしているという。
その真偽は定かではないが、実際にロックフェラー財団は、多くの奨学金を出している。
まさに「天使のような振る舞い」ではないか!
ただし勿論、自らの企業活動への利益となる学生を育成するためだ。
考えてみれば、当たり前のことですよね。
ロックフェラーの会社スタンダード石油(現エクソン)が、スキャンダルで世論の大攻撃を受けたことがある。
悪ドイことをしすぎて、それがバレて、創業以来の大ピンチに陥ったのだ。
つまりジョン・D(1世)は、いかなる不正を働いても狂ったようにカネと権力を追い回し、健康まで犠牲にした。
おカネへの執着は異常で、自分の召使を壁穴から監視して、大食いの者はクビにしたという。
ついに晩年には消化器官がおかしくなり、母乳しか受け付けない体になったという。(つまり…)
スキャンダルとは独禁法違反だが、連邦最高裁判所は次のような判決を下した:
「国の安全のために、この邪悪な陰謀をこの日をもって終了させねばならないことを宣言する」
つまり最高裁判所をして「邪悪な陰謀」と言わしめるにふさわしいほどの、悪ドサだったわけだ。
1911年11月15日のことである。
(尤もこれは、ライバルのJ・P・モルガンが後押しするセオドア・ルーズベルトが大統領になったから得られた判決)
(ロックフェラーが後押しするマッキンレー大統領が1901年に暗殺されてから、いろいろやりにくかったのもあろう)
これを教訓にロックフェラーは、役人や判事を買収するだけでは不十分であることを学んだ。
そこで財団などの「節税組織」を利用しつつ、その後は社会貢献路線に転じた。
それが、ロックフェラー財団(1913年設立)による奨学金や、寄付・慈善事業などである。
こうして歴代のロックフェラー(特にジョン・D・2世)は、敬虔なクリスチャンとなり慈善家となった。
悪魔が天使の衣をまとった、との見方もあるが…
このように、時には「旅人への太陽」、時には「旅人への北風」となり、ロックフェラーは、
医師会や医薬品業界を、自らの意図する方向に誘導する。
CFRを通じて、政財界・軍事・マスコミ・教育・宗教に、多大な影響力を発揮する。
1973年には日米欧三極委員会(通称TC)も設立して、世界的な影響力も高めた。
★ロスチャイルドとの関係
さてよくある質問に、ロスチャイルドとの関係はどうか、というものがある。
敵対してるのか?、仲間なのか?、と二者択一で質問される場合が多い。
筆者の意見としては、そのどちらも正しいと思う。
二者択一で分類できるほど、ものごとは単純ではない。
これはその後の、アメリカとソ連との対立関係と同様である。
ロックフェラーは、クーン・ロエブ商会のヤコブ・シフなどを通じて、ソ連に巨額の資金を出した。
(このヤコブ・シフは、日露戦争で莫大なカネを日本に融資したユダヤ系アメリカ人)
ソ連が誕生(1922)する前の1905年、ロシアのバクーなどの油田支配権をめぐって、
ロスチャイルド系の石油会社であるロイヤル・ダッチ社と激しく対立した。
例えばロックフェラーは、敵対するロスチャイルドの秘密計画書である「シオン議定書」を、
ロシア語に翻訳し、妨害工作としてロシア側に暴露した。
ロスチャイルド側は、カンカンに怒ったに違いない。
両者の関係が、このときは最悪の時代だったのではないか。
しかしもともと、仲介役のヤコブ・シフはロスチャイルドと近い関係にいる人物であるし、
先述のように、もしロックフェラーがユダヤ系だとすれば、むしろ同胞である。
両者は、ある時期からは協調路線をとったようだ。
ただし対立するところは対立し、競争するところは競争したようだが…
つまり表面的に対立を装った方が、対外的に都合がいい場合があるからだ。
またその方がお互いの組織の士気を高める上でも、メリットがある。
もっとも、ロスチャイルドの方が100年ちょっと歴史が古いわけだし、
しかもロスチャイルドはなんといっても「男爵」の称号を持つヨーロッパ貴族である。
クスリ行商人あがりで、油売りのロックフェラーとは「格」が違い過ぎる。
そしてやがて設立されたアメリカの中央銀行FRBの黒幕としてロスチャイルドが君臨すれば、
勝負あったの感となり、ロックフェラーの方からロスチャイルドの軍門に下ったのかもしれない。
それに先述1911年、ロックフェラーの悪事がバレて裁かれ、痛手を受けたのも関係するだろう。
ちなみにロックフェラーが、フリーメーソンの会員であることは間違いない。
なぜならロックフェラーの初期の製油所の写真を筆者は見たことがあるが、
製油機械の回転部分にハッキリとメーソンのシンボルが装飾されていたからだ。
メーソンのシンボルをご存じない読者のために、次に写真を示します:
「月刊・沈黙の兵器」
★まぐまぐ!サイト: http://www.mag2.com/m/0000150947.html
★発行者のサイト: http://www.geocities.jp/akion200104/
★執筆者のサイト: http://www.geocities.jp/untilled/
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■次号の予定: 真説・歴史観(B): (たぶん、米国の変化3)
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